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  • 経済
  • 2017年5月19日
  • カンボジアニュース

中国企業 カンボジア鉄道の開発着手へ[経済]

 プノンペンからシェムリアップ、そしてベトナムの国境に向かう新しい鉄道は、中国企業2社の支援を受けた新計画の下で建設される予定だ。カンボジアデイリー紙が伝えた。

 カンボジアの既存の線路の改修は、中国鉄道建設株式会社の子会社である中鉄17局集団有限公司(China Railway 17 Bureau Group)と神州長城国際工程有限公司(Sino Great Wall International Engineering)がプロジェクトの建設と資金調達の支援を約束した後にも実施される見込みだ。

 コングロマリット企業、ロイヤルグループのキット・メン会長は、中国の一帯一路イニシアチブに関する会談のために北京を訪問した際、2社との間で覚書を締結したと述べている。3社は、「カンボジアの鉄道の建設と投資に協力することに合意した」と述べ、開発の詳細について引き続き議論するという。

 プノンペンからの新たな鉄道線路に加え、同契約書は首都からシアヌークビルまでの既存ルートを補完する高速鉄道が建設されるとも述べており、プノンペンとタイ国境の間のルートの完成を含む、国の2つの既存道路への改修も検討されている。

 契約書には、各社のコスト、タイムライン、また各会社の役割の詳細は記載されていない。

 16日、ロイヤルグループの子会社であるロイヤル鉄道のジョン・ガーリーCEOは詳細は未定としながらも、「カンボジアは輸送コストが高いことで知られており、鉄道のような低コストのオプションで改善の余地が十分に残っている」と述べた。


本記事は翻訳・翻案権の許諾を得て掲載しております。

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