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所有権を他者から譲渡されていない中古自動車所有者は、将来的に罪に問われる可能性がある。クメールタイムズ紙が報じた。
国家警察のヒム・ヤン副長官は、「将来的に登録されていない自動車所有者は、罰金を科されるか法廷に送られるだろう。交通違反の罰金は、ナンバープレートに従って登録されている住所宛に請求される」と、飲酒運転撲滅会議で述べた。
カンボジア公共事業運輸省の運輸局責任者のチャン・ダラ氏は、クメールタイムズ紙に、「所有権譲渡の取締り計画について詳しく知らない」と述べた。
内務省職員のペン・ワンナック氏は、「確かに、バイクや車の所有権は、他者から移転されるべきだが、公に知られておらず、もっとよい方法があるはず。交通事故は所有権の譲渡をしていない人によって起こされているわけではない。選挙が近づいており、警察署長のコメントは野党からの多くの投票につながる可能性がある」とフェイスブックでフム氏の発言を批判した。
NGO社会的責任ネットワーク(Affiliated Network of Social Accountability)のエグゼクティブダイレクターは、「飲酒運転を防止しなければならない。ひき逃げ事故が起きた場合、警察は加害者を突き止めることはできず、もとの車の所有者に容疑がかかる恐れがあり、所有権譲渡は不可欠だ」と所有権譲渡の取締りを歓迎した。
フン・セン首相は、昨年1月に、国民の反発と手続きコストの面から所有権譲渡を強制する計画を中止している。