48ヶ国の後発開発途上国(LDC)の貿易利益統合を進める円卓会議を3月にカンボジア・シエムリアップで開催する。クメールタイムズ紙が報じた。
商業省のパン・ソラサック大臣は、LDCのワークショップにおいて、「世界48ヵ国の後発開発途上国(LDC)が世界経済の中で利益を増やせるよう取りまとめることがカンボジアの責務であり、各国の抱える課題の解決方法を議論し、互いに学び合う良い機会となる」と話し、今年3月にシェムリアップで円卓会議を主催するべく準備を進めていることを明かした。
カンボジアは、後発開発途上国(LDC)でありながら2004年の10月13日にWTOのメンバーとなり、その後の経済発展によって、2016年7月世界銀行が発表した国民一人当たりの総所得(GNI)の位置づけが「低所得国」から「下位中所得国」に格上げされたことから、LDC諸国のロールモデルとなっている。
また、ブエノスアイレスで12月に行われるWTO閣僚会合においては、議長国として他のLDC諸国の貿易交渉の促進を取りまとめていく予定となっている。