(c)Khmer Times
商業省の広報官は、「カンボジアとベトナムは、両国の商業促進に向けた国境貿易協定に署名するため、ベトナム産業貿易省とカンボジア商業省との間で現在、同協定を締結する交渉に入っている」とクメール・タイムズ紙に述べた。
フン・セン首相は12月21日、両国間の貿易促進を目的とした2日間のベトナム公式訪問を終え、囚人の受け渡しを含む国境に関する懸案事項についても議論した。
広報官は、「国境貿易協定は、二国間の陸上貿易における現在の課題に取り組むもので、これは、他の国境との輸出入問題を円滑に進めるのに役立つ。両国ともに、正式な貿易協定において国境貿易の条項は既にあったが、これらは時代遅れだった」と付け加えている。
今年10月末までのベトナムからの投資総額は28億8000万ドル、一方、ベトナム―カンボジア間の貿易量は33億7000万ドルで、2015年の23億8000万ドルを上回ったという。しかし、2012年6月両政府は、2015年までに二国間貿易を50億ドルにすることを約束したが、世界経済の動向など外的要因によりこの目標は達成されなかった。
今年7月にカンボジアとベトナムは、両国の企業合同でトボンクムン州のメモット地区に国境市場を立ち上げる計画に合意し、このような取り組みが両国間の貿易の流れを促進させるのに役立つと期待されている。