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コカ・コーラは、コーラ飲料のASEAN及び国内の需要増加を満たし、生産能力を拡大するため、12月5日、12.5ヘクタール、1億ドルをかけた新工場を開設した。クメール・タイムズ紙が報じた。
コカ・コーラのイリアル・ファイナン副社長は、「工場は、プノンペン経済特区(PPSEZ)に位置し、1時間当たりリサイクルペットボトル5万4000本、6万本の缶コーラの生産が可能だ」と述べ、「また新工場は、最新技術を含むため、カンボジア人スタッフのスキル向上や、低コストでの競争力確保が期待できる」と、この1億ドルの投資決定は、カンボジアでの事業の確実性を示していると付け加えた。新工場は、その80%をカンボジア人によって建てられており、カンボジア人によって100%運営される予定だという。
これに対しフン・セン首相は、「コカ・コーラは、1993年にカンボジアでの営業開始以来、年々その生産を拡大してきた。カンボジアは、外国投資に対し扉を開いており投資家を差別しない。新工場は、800人以上のカンボジア人を採用し、ローカル市場に供給されるだけでなく、近隣のアセアン諸国にも輸出する」と述べ、 ウィリアムA.ハイト米国大使は、「コカ・コーラの新工場設立は、米国や他国からのカンボジア投資に信頼を与え、他企業にも影響を及ぼすだろう」と話している。
工業手工芸省のチョム・プラシット大臣は、「カンボジアには、コカ・コーラ、ペプシコーラという二つの大きなアメリカの飲料会社があり、また外資、ローカル企業含めると600社以上の飲料会社がある。我々は、コカ・コーラのカンボジアへの新工場投資を嬉しく思っており、またこれは、2015年~2025年の産業開発政策に沿った経済成長のエンジンたる証拠である」と述べている。