アジア太平洋地域に拠点を置く総合テクノロジー大手企業シーメンスが、カンボジアへの投資を検討している。クメールタイムズ紙が報じた。
先週、同社CEOのマーカス・オレンツィーニ氏とパン・ソラサック商業大臣が会談し、カンボジアにおける投資機会について話し合った。
オレンツィーニ氏は会談で、「カンボジアへの事業拡大は、人材開発から始めていく予定だ。電力システムや電子機器を地域や世界市場へ生産・輸出するために、カンボジアの若者に技術やスキルを提供していきたい」と語った。
パン大臣は同氏のイニシアチブを支持しており、両氏はカンボジアでの事業メリットや経済状況、ストゥントゥレン州での水力発電施設開発プロジェクトや産業開発政策目標などについて議論した。
パン大臣は同氏に対し、カンボジアのスカイトレインサービスへの投資を検討し、交通渋滞の軽減を支援するよう依頼した。シーメンスが本部を置くドイツはスカイトレインの運営に定評がある。
シーメンスは190カ国以上で約34万8000人の従業員を擁しており、2015年には世界全体で862億ドルの売上高を計上している。