(c)Phnom Penh Post
国際協力機構(JICA)がプノンペンの交通改善政策の一環として、新しい信号機を100カ所に設置するプロジェクトで、先週から設置作業が開始された。プノンペンポスト紙が報じた。
同プロジェクトでは、既存の69機を含むカメラ付き信号機100機と、それらを管理する交通管制センターが設置される。
カンボジア公共事業運輸省は、「既存の信号機システムは、それぞれの現示パターンが独立し一定だったために非効率だ」と述べている。
同交通管制システムは2017年5月までに稼動開始の予定だ。交通状況は各所に設置された車両検知器によりモニターされ、信号機のパターンのタイミングは、交通が最も効率的になるよう調整される。信号機の一部は、交通管制センターの完成を待たずに来年1月から運用が開始されるという。
交通安全の専門家は、「同システムは、道路交通法順守の徹底とセットになれば、交通問題の改善に寄与するだろう」とコメントしている。