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郵便電気通信省のイブ・テック大臣は、「閣僚理事会で承認されたマスタープランで、高速ブロードバンドインターネットサービス4G LTE(第4世代携帯電話ロング・ターム・エボリューション)を、2020年までにカンボジア全土に届ける」と発表した。
4G LTEは、大規模なデータ量処理のために設計され、カンボジアで最速のモバイル・ブロードバンド・インターネットである。
イブ大臣は、「現在、インターネット普及率は約45%、約700万人が利用しており、今回のマスタープランで70%以上にする予定だ。インターネットの欠如は、労働市場でのチャンスを減少させ、社会的不平等を増加させる。ブロードバンド・ネットワークの開発には民間投資を歓迎する」と述べた。
携帯キャリア大手のスマートアクシアタCEO、トーマス・ハント氏は、「我が社は郵便電気通信省の最大のパートナーであり、現在スマート基地局の半分が4Gに対応している。マスタープランに沿ってここ1、2年で全基地局に対応する。今年はデータのアップグレードに7500万ドルを投資しており、今後数年間の投資範囲も同規模になるだろう」と述べた。
同省によると、携帯電話のSIMカードは2015年末までに約21万枚、1人あたり約1.4枚が販売され、他のASEAN諸国と比較すると、カンボジアの携帯電話ユーザーの割合はシンガポールに次ぐ2位だという。