カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年9月21日
  • カンボジアニュース

カンボジアへシンガポールから投資家が流入、比較すると競争力高い[経済]

news_201609212
(c)realestate.com.kh

 現在シンガポールでは不動産価格の高騰を避けるため、総債務返済比率や特別印紙税などの政策が導入されている。不動産所有者やバイヤーにとっては好機となる一方、下落し始めた価格はデベロッパーや投資家らに影響を与えている。ブルームバーグはこの価格抑制政策について、住宅価格が約10分の1になったとの見解を示した。

 realestate.com.khによれば、一部では特別印紙税廃止を予想する専門家や、現在の政策を改変しなければ大変なことになると警鐘を鳴らす専門家もいる。

 こうした政策を受け、シンガポールのデベロッパーや投資家はカンボジアなどのより利回りが大きく、規制が比較的緩やかな周辺国を視野に入れ始めている。

 また、個人資産投資家もリターンの少ないシンガポールの国内投資市場を避け、カンボジアの投資不動産の購入を開始している。

 今後、海外投資不動産市場に過剰供給の兆しがあるとはいえ、カンボジア市場はシンガポールと比較すると長期的な成長や高い競争力が伺える。

 ナイトフランク社のカントリーマネージャーは、「カンボジア経済はこの10年間での驚異の成長を遂げた。マクロ的経済政策も慎重に行われ、この成長は今後も続くと予想される」と語った。

経済の最新ニュースランキング
最新ニュース