(c)Phnom Penh Post
フン・セン首相は先週金曜日に自身のフェイスブックページで、最低でも2000万ドルの予算でコメ価格を支えるために介入すると明らかにした。プノンペンポスト紙が報じた。
精米業者らは以前より資金不足とそれに伴う市場価格の急な下落に悩まされており、政府などに対して緊急融資を行うよう要請していた。
フン・セン首相の投稿から数時間後に経済財政省も、農家からのコメ購入資金として精米業者らに対し2700万ドルを提供すると発表した。
一方でアムルライス・カンボジアのCEOは、発表された融資額は十分ではなく、追加で5000万ドルが必要になると指摘している。
カンボジア中央銀行も、カンボジア銀行協会とカンボジアマイクロファイナンス協会との会談で、農業セクターに対してより低金利かつ返済プランの選択肢を拡充して融資するようにと要請した。
アクレダ銀行頭取のイン・チャンニー氏は、個人精米業者への融資はこの1年で3分の1以上増加しており、同行でも5億ドルが農業セクターに流れていると話した。
経済財政省によれば、過去1ヶ月でコメの出荷価格は1トンあたり240ドルから192ドルに下がっている。