(c)Phnom Penh Post
国土整備・都市化・建設省によると、カンボジアの不動産・建設セクターが20万人以上のカンボジア人を雇用するなど、雇用機会創出の牽引役となっている。プノンペンポスト紙が報じた。
同省長官によれば、地方からの一時的移民が多く雇用されているという。収穫期でない時期には高報酬を求めて地方から首都へ出稼ぎ労働者が大量に流入し、収穫期になれば地方へ農業をしに戻る。同様に雇用創出の牽引役である縫製業では約80万人が雇用されているという。
1万人以上を雇用するカナディア財閥系の現地建設会社、OCIC(Overseas Cambodia Investment Corporation)のプロジェクトマネージャー、トゥーチ・サムナン氏によれば、「建設労働者はほとんどが非熟練労働者で、1日あたり3.5~4ドルを稼ぐ。一方で熟練労働者や一般労働者は、1日あたり4~10ドルを稼ぐ」と語る。
先月、カンボジア内務省移民総局より発表された報告書によれば、今年始まって以降、1万人以上の不法労働者(90%がベトナム人)が国外追放処分となっており、その多くが建設業に従事していた。