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今年5月にカンボジア証券取引所(CSX)に上場したプノンペン経済特区(PPSEZ)は、8月22日、2015年年次報告書と2016年上半期の財務諸表を、提出時期をかなり超えて提出した。
2015年年次報告書では、売上高が2330万ドルから1640万ドルと前年同期より30%減少したことが明らかになった。2014年には37ヘクタールを2100万ドルで販売したが、2015年は28ヘクタール1360万ドルだったことが主な要因だ。
一方、今年上半期の財務諸表によると、収益は2015年同期に比べ50%減の450万ドルに急落、土地販売については、上半期で販売されたのは4ヘクタールのみで、2015年の760万ドルから56万ドルに落ち込んだ。
PPSEZは、5月の新規株式公開時には、タイ国境ポイペトでの新しい工業団地開発の借入返済のため820万ドルを調達した。1株当たりの利益は、2015年の0.071ドルから今年6月30日には0.005ドルに減少したが、年間配当金として純利益の少なくとも五分の一は株主に配当すると約束した。
フォン・ニー・ワイCFOは、「現在、経済特区に興味のあるクライアントと話し合っており、上手く行けば年末までに進出する。会社は利益を生んでおり投資家は気にしすぎないで欲しい」と述べている。
PPSPは8月22日、財務諸表の発表前に、一株当たり2,640リエル(0.64ドル)で取引を終えた。
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