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フン・セン首相は22日、カンボジア国内の環境保護をより促進するため、タバコ・アルコール類に対して更に増税を行う考えがあることを明らかにした。
フン・セン首相は、天然資源の保護保全に関する公開討論会において、増税は小幅にとどめるものの、その増税分は環境保護の財源にすることを提案した。
また、缶ビール1本に対し10リエル増税する案など具体的に示すと共に、タバコに対する増税は喫煙者の減少につながると述べた。
これについてビール業界関係者は、小幅の増税は消費減少にはつながらないと考えており、むしろビール消費が環境保護に役立つことに好意的な反応を見せている。
今年4月にはタバコ・アルコール類に対する増税が行われており、課税率はビールに30%、ワインに35%、タバコに20%となった。その結果、アルコール・タバコ類からの税収額は、対前年同期比で14億ドルから17億ドルと3億ドルの増収となった。