(c)Phnom Penh Post
カンボジアの仲裁評議会は先週、プノンペンのマレーシア系縫製工場「グローバルアパレル」とその従業員との間の争議について調停を終了したと、プノンペンポスト紙が報じた。
これに関して労働者運動共同同盟(CUMW)役員のスット・チェト氏は、「評議会の決定には驚いていない。従業員らの利益については誰も考えなかったということだ」と述べた。
従業員約600人は今月始めに雇用が終了され、他1200人の雇用契約については10月の工場閉鎖に向けて徐々に期限切れとなる予定だ。
評議会の声明によれば、従業員らに対してストライキ活動の中止と労働の継続が命じられたが、従わなかったという。
グローバルアパレルの代表は、「従業員らの契約が終了すれば、契約内容に応じて支払いが行われる」と話す。
労働NGOセントラルのコンサルタントによれば、こういった決定はよくあることで、調停中にストライキ活動を中止していたと証明できれば控訴も可能だったという。