カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2024年10月25日
  • カンボジアニュース

カンボジアのアパレル輸出競争力、米国市場でのシェア拡大の鍵はコストと信頼性[経済]

米国国際貿易委員会(USITC)は、カンボジアのような中規模のアパレル製造国が米国市場向けの輸出競争力を向上させるための主要要因を強調している。

2023年、カンボジアは米国へのアパレル輸出で34億ドルを占め、市場シェアは4.3%に達した。報告書によると、米国の輸入需要の主な要因は、コスト、製品差別化、信頼性、コンプライアンスである。

低コストが米国の需要を引きつける一方で、賃金抑制が社会的コンプライアンスに悪影響を及ぼすことも指摘されている。

また、米国バイヤーは、品質や専門性、製品の多様性、さらにデザインや物流サポートなどの付加価値サービスを重視している。さらに、供給の信頼性も重要であり、パンデミックや地政学的な影響を受けた供給チェーンの混乱に対応するために、外部委託や労働力の増強が必要とされている。

カンボジアへの外国直接投資(FDI)が同国のアパレル産業の輸出指向型成長を支えており、米国にとって中国からの調達に代わる魅力的な選択肢として見なされている。

関連記事
経済
トランプ米大統領就任でカンボジアが得る新たな製造業のチャンス[経済]
(22日)
経済
中国、引き続きカンボジア最大の投資国—2024年は全体の49.8%を占有[経済]
(16日)
経済
カンボジアのGFT輸出額、2024年に過去最高の137億ドル突破[経済]
(14日)
経済
シアヌークビルに新経済特区誕生:ISI Special Economic Zoneが本格始動[経済]
(13日)
経済
韓国特別経済区(SEZ)誘致へ カンボジア政府が強力要請[経済]
(12月17日)
政治
国内向けビール生産の新規ライセンス停止、輸出限定に転換 – フン・マネット首相発表[経済]
(11月23日)
あわせて読みたい
特集
ウン・コンターパヴィー女性大臣が語る、女性の社会経済的エンパワーメント
特集
パン・ソラサック商業大臣が語る、商業部門の未来と日本への期待
特集
カンボジア人の声 協和製函 ホート・アムセイン
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(4/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(3/4)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース