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  • 経済
  • 2016年2月4日
  • カンボジアニュース

コカ・コーラ売り上げ落ち込むも経済特区で新工場を設立[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 コカ・コーラ社製品をカンボジア国内で製造・配送するカンボジア・ビバレッジは、不法輸入飲料が市場に溢れたために2015年の総売り上げがわずかに落ち込んだと発表した。不法輸入は主にタイからの輸入で、同社は政府と協力しながらこの問題に対応していく方針である。

 ゼネラルマネージャーのデイビッド・ウィグルズワースワース氏はプノンペンポスト紙の取材に対し「2015年の売り上げはわずかに落ち込んだものの、私たちの主力商品である炭酸飲料の売り上げは他社のどのブランドよりも大きく成長を続けている」と話した。

 カンボジア・ビバレッジは昨年8月、プノンペン経済特区(PPSEZ)内で新工場の設立に着工し、今年7月に現在600人いる労働者を900人に増員して操業を開始する。

 新工場の操業により同社の現在の生産量の2倍にあたる1億ドルの生産が可能となり、2035年までの飲料需要に応えられる見通し。今後は国内向けの製造だけでなく輸出も視野に入れている。

 カンボジア・ビバレッジでは現在、首都プノンペンのルッセイ・ケオ地域にある工場を拠点に、コカ・コーラだけでなくスプライトやファンタ等、ほかの炭酸飲料も生産している。

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