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  • 2016年12月21日
  • カンボジアニュース

日本政府 カンボジアに約33万ドルを無償資金提供 草の根プログラム[日系]

 日本政府は12月16日、草の根プログラムの下、カンボジアの4つの地方団体に計33万269ドルを無償資金提供する。

 1989年に導入された草の根プログラムは、病院、小学校、研究機関、非政府組織向けの返済義務を課さない資金援助で、カンボジアでは1991年に始まり、貧困により生活や尊厳を脅かされている弱者の保護、及び地域社会の自立促進を目指し、これまでにカンボジア全土で562のプロジェクト、5500万ドルの資金提供をしてきた。

 今年の助成金の配分では、プノンスロック州立病院に産科と小児科病棟を建設するため、バンテイメンチェイ州保健局に8万2145ドルを提供し、これにより360人の女性と1900人の子供に、より良い医療サービスを提供できるという。

 また、8万2524ドルを割り当てられたコンポンチャム州水資源局では、灌漑修復プロジェクトにより、ダムや道路、2つのウォーターゲートが修復され、同州のストゥエントラン地区では、約3500人の灌漑用水へのアクセスが期待される。

 ストゥントレン州では、地方の農業局に8.3万ドルが提供され、農協センターが3つの農業協同組合向けにそれぞれ建設される。加えて二輪トラクターや米の脱穀機、大豆脱穀機、キャッサバチッパー、米の乾燥機などの農業機械の導入により、約800人が利益を得ることが期待されている。

 また、パイリンからオタブー地域のパン・ロリム村に通じる幹線道路改善のため、パイリン州の公共事業局に8万2600ドルを割り当てた。これにより2つのトリプルセル排水溝が、道路整備に導入され、約4300人に利益をもたらすことが期待される。

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