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  • 経済
  • 2017年6月3日
  • カンボジアニュース

コメ農家からの苦情を受け EUが農薬使用禁止を延期[経済]

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(c)Khmer Times

 カンボジアのコメ農家からの苦情を受け、欧州委員会は農薬トリシクラゾールが含まれているコメの輸入禁止を延期した。クメールタイムズ紙が報じた。

 欧州委員会はカンボジアのコメ産業に対し、6月までにトリシクラゾールの使用を禁止するよう求め、1キログラムあたり0.01ミリグラム以上のトリシクラゾールを含まれていた場合は輸入を禁止すると宣言していた。

 カンボジアコメ協会のフン・ラック副会長は、多くの苦情を受けたためEUに対し9月までの延期を要求したと説明。そのため農家に対し教育を行い、新たな農薬を見つける時間があると話した。



 同氏は、代用となる新たな農薬を使用する際、農家に適切な理解が欠けていた場合は農産業に非常にマイナスの結果が出るだろうと発言し、農薬に関する調査を行う時間が必要だとした。

 農林水産省の農業局長は、期間は初めから非現実的だったと発言。現在の期間も十分ではなく、在庫に残っているコメ全てを輸出するために今年終わりまでに延期されるのがより好ましいとした。同氏はコメ輸出業者とカンボジアコメ協会に対し、9月までに在庫のコメを全て輸出するよう促している。

 地域別ではEUがカンボジアのコメにとって最大の市場であり、昨年は341,066トンをカンボジアから輸入している。

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