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  • 経済
  • 2016年8月5日
  • カンボジアニュース

ウーバー参入に先駆け、カンボジア現地企業が配車サービスを開始[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 カンボジア現地企業2社が、初となるスマホアプリによる配車サービス事業へ参入した。

 エクスネットタクシー・カンボジアは、プノンペンの混雑した道路状況の中で、快適かつ安価で安全な移動手段の提供を目指している。自社でモバイルアプリも開発しており、利用者はアプリにスマホでリクエストを送ると登録しているドライバーへ情報が行く仕組みだ。

 ドライバーと利用者の位置情報はGPSとスマホのソフトウェアによって継続的にアップデートされる。

 リクエストに応えたドライバーは利用者をピックアップし、料金を回収する。現時点では現金のみが受領可能だが、電子決済への対応も可能にする予定だ。スタンダードクラスの車両であれば利用料金は最低1ドルで、独立記念塔からロシアン・マーケットまでは2.15ドルで設定されている。

 このサービスは今年6月にドライバー2人とスタートしたばかりだが、現在ではフリーランスのドライバーが60名登録し、アプリのダウンロード者数も300人に到達した。

 利用者の約85%は外国人で、1日に約20人がアプリを利用している。現在のところ事業は赤字を出しているが、同社の経営者であるホー・ダルッチュ氏は、来年の始めごろには利益が出始めると期待をのぞかせる。

 ドライバーは運転免許証の所持と、運転する車両の借用権又は所有権の証明、個人情報の登録が求められいるほか、営業中の全車両の監視役と24時間対応可能のホットラインを設置している。

 政府と自治体から営業認可を受けているタクシー会社、チョイスタクシー社長のチョイ・ダエ・ヨン氏によれば、チョイスタクシーもドライバーと利用者とを結びつけるスマホアプリを試験運用しており、今月末までにはローンチするという。アプリは安全性と品質維持のため、社内ドライバーのみに公開される。

 チョイ氏はプノンペンポスト紙に対し、「プノンペンの公共輸送サービスは未発達なうえ、渋滞などの交通状況は悪くなる一方なので、よりスマートな公共輸送システムが早く構築されるべきだ。このような配車サービスが大きな規模でカンボジアに適応するとは思わないが、ビジネスモデルとしては街の発展とともに利益が増えるだろう」と述べた。

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