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世界経済フォーラムは、世界各国の再生可能エネルギーへの転換状況を評価したランキング「エネルギー転換指数(ETI)」の2023年の結果を発表し、これによると、カンボジアは120カ国中84位にランクインした。
ETIは、経済発展や経済成長、環境的持続可能性、エネルギーセキュリティやエネルギーアクセスの指標から見た1205か国の現在のエネルギーシステムの成果、そして安全で持続可能、安価で包括的なエネルギーシステムへの移行に対する準備状況を評価している。
カンボジアのETIスコアは52.1であり、システムの性能について59.9、転換の準備度について40.4であった。
同報告書によると、過去3年間の持続可能性指標の進展では、カンボジアは電力の割合について進展を見せたものの、エネルギー強度やCO2強度、一人当たりのCO2排出量、再生可能エネルギー容量については後退が見られた。
世界経済フォーラムのエネルギー・マテリアル・インフラ部門長のロベルト・ボッカ執行委員は、「エネルギー市場の最近の混乱は、エネルギー価格がマクロ経済と社会の安定性が密接に関連していることを示した。これにより、エネルギー危機によって途上国がリスクにさらされる可能性がある」と述べた。