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カンボジア政府は、カンボジアの失業率が1%以下になったとし、失業者はほぼいないとの見解を見せた。クメール・タイムズ紙が報じた。
「ディーセント・ワーク・カントリープログラム(Decent Work Country Programme)2016–2018」の年次総会で、労働職業訓練省のイット・ソムヘーン大臣は、「仕事を持っているカンボジアの人々のデータは非常に高いので、ほとんどの人が仕事をしていると言える。失業者は0.7%にすぎない」と述べた。
また、国際労働機関(ILO)が1月に発表したカンボジアの失業率0.5%で、100万人以上のカンボジア人がタイ、マレーシア、日本などの海外で働き、毎年彼らの家族に170万ドルほど送金したという。
ILOの関係者は、「全体的な雇用は改善しているものの、従業員の社会的保障の改善だけでなく、職場における労使関係や権利の改善、労働環境の改善も必要だ」と話した。
しかし、ILOと様々な労働組合との共同作業による報告書は、彼らがどのよう雇用を分類しているか、その方法を明らかにしていない。
政治アナリストによると、「先進国で労働市場の現況を把握するために採用されている調査方法は、途上国では効果がない」と述べており、「この調査方法によれば、カンボジアはカタールに次いで世界で最も高い就業率を誇っており、シンガポール、日本、ドイツ、ノルウェー、オランダのような先進国より上に位置してしまうという」と付け加えた。