(c)Phnom Penh Post
刑務所総局の統計によると、カンボジアでの収監率は過去10年間で2倍に増加している。プノンペンポスト紙が報じた。
2006年時点では9634人が収監されていたが、現在時点で収監されているのは約2万1700人と、125%増加している。また、刑務所にいる人口は、総人口の0.07%から0.14%にまで増加した。収監率の増加理由について、法務省はコメントしていない。
ある弁護士は、「10年前よりも法執行がかなり効率的になっており、検察官は犯罪をより幅広く告訴するようになった。2007年に発布された刑事訴訟法は、未決拘禁に関する正確な制限を欠いていて、個々の裁判官の裁量に任せている」と述べた。
人権NGO団体リカドの担当責任者は、「国内18ヶ所の刑務所で過密状態が問題となっている。また、被拘禁者の多くは他の国では福祉サービスを受けることができるアルコールやドラック中毒である。刑務所を見れば、内部の不平等な状況を知ることができる」と言った。