商業省と国営メディアによると、昨年のカンボジアの総貿易額は、貿易赤字が5億ドルに広がりつつあるものの、前年の159億ドルから13.8%増の181億ドルに達したと発表した。
12月30日付けの商業省の報告書によると、通信社カンプチア・プレスは、カンボジアの2014年の輸出額が79.6億ドルと、2013年の69億ドルから伸びたと報告。
同省のMao Thor国務長官は、「昨年は輸出用衣料品を生産する縫製工場が創業し、米やキャッサバ、トウモロコシなどの農産物が輸出されたことによる」と言い、これらの輸出増加は衣服品や農業分野の拡大によるものであることを明らかにした。また同氏は、「昨年の輸入額が2013年の90億ドルから104億3000万ドルに達したのは、衣料品生地や自動車、家電製品が大きく関与している」とも述べている。
輸出に比べて、2013年には21億ドル、昨年27.4億ドルと輸入が増加したことにより、カンボジアの貿易赤字が増加したことになる。