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旅行客と工場生産の急激な減少が大気汚染を緩和し、PM2.5の観測レベルを「良好」へと変化させている。クメールタイムズが報じた。
現在プノンペンのPM2.5は1平方メートル㎥あたり44マイクログラムを記録しており、昨年の150マイクログラム(身体に健康被害を与えるレベル「不健康」)を大きく下回る結果となった。
環境省広報官は、「我々は工場からの煙や森林火災、ディーゼル車といった環境汚染の原因となる活動を減少させる措置を講じてきた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で学校等が閉鎖され、人々と社会的な距離を置く必要がある状況が大気汚染の緩和にもつながっている」と述べた。
専門家によると、汚染の70%は自動車の排出ガス、次いで20%は建設現場での粉塵、10%はゴミの焼却等に起因しているという。
多くのレストランやクラブ、バーが閉鎖されたことにより、一般廃棄物が減少することで、プノンペン都内に清潔さをもたらしている。