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麻薬密売に関する政府の取り締まりは、今年1万7700人以上の逮捕と170キロ以上の違法薬物の摘発をもたらしたと、国家薬物対策局(National Authority for Combating Drugs=NACD)の関係者は語った。クメールタイムズ紙が報じた。
NACD事務総長は、麻薬密売に関する政府の1月以降の対応以降、薬物関連犯罪の逮捕者数は急増していると述べた。
報告によると全国の麻薬密売に関与した容疑者は合計9896人にのぼっており、拘留された9896人のうち、255人が外国人であった。「拘束された外国人容疑者の大半は、ラオス、中国人、ベトナム、ナイジェリア、ベネズエラであった」と同氏は指摘した。
今年初め、政府は市民の福祉を守り、薬物使用に起因する問題を防ぐために、違法薬物と戦うためのキャンペーンを開始しており、ソー・ケーン内務大臣は、1キロ以上の違法物質を捕獲した警察官に対し、1万ドルの報酬を約束している。また10月には、ゲストハウスやクラブに対して施設内の違法薬物使用を禁止する努力をしなければ、法律違反に直面すると警告した。
昨年、当局は薬物に関する4191件の事件に取り組み、3611人の薬物使用者を含む9802人を逮捕し、175キロ以上の違法物質を押収した。
NACDの報告によると、同国には1万8554人の薬物中毒者がいるという。