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17日、4か月間にわたり進行する解体プロジェクトのためプノンペンのホワイトビルディングの周囲にはフェンスが建てられた。クメールタイムズ紙が報じた。
この作業は、国土整備・都市化・建設省、ホワイトビルディング跡地の開発を進めるアラカワ、および建設業者からなる50人の代表者とホワイトビルディングの元住人たちが出席した伝統的な仏教儀式で始まった。
国土整備・都市化・建設省の担当者は、ホワイトビルディングの492世帯のうち4~5世帯を除くすべての家族が退去したと語った。残りの居住者たちは今週退居する予定だが、建設業者は17日に解体作業を開始した。
同担当者は、「業者は近代的な技術を使用して建物を解体し、騒音や塵を最小限に作業するので、近隣住民に迷惑をかけることはない。解体には約4ヶ月かかる」と述べた。
ホワイトビルに30年間住んでいた女性は、建物の解体を寂しいとしながらも、同様のケースに比べ、元住人に対する財産の移譲に関して政府はよく管理していたと評価し、「チア・ソパーラー建設大臣の平和的解決に満足している。親戚や友人たちとの接触がなくなるのはさみしいが、私たちは新しい友人、そして新しい人生を築いていく必要がある」と話した。