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29日、プノンペン経済特区(PPSEZ)と国連開発計画(UNDP)は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、PPSEZ内の企業の社会的責任を強化するための契約を締結した。クメールタイムズ紙が報じた。
「UNDPとPPSEZのパートナーシップは、PPSEZのような特別な経済圏が、働きがいのある人間らしい仕事や経済成長、そして倫理的消費と生産に関連する持続可能な開発目標の成功に貢献できるかを実証することを目指している」と、国連ソーシャルインパクトファンド(UNSIF)のデイビッド・ガリポー氏は述べた。
UNSIFとは、イノベーター、起業家、慈善事業家、公共および民間セクターの投資家が経済的利益と社会的利益の両方を生み出すSDG連携投資プロジェクトを特定し、資金調達することができるユニークな財政モデルである。
ガリポー氏は、「UNSIFの資金援助を通じて、UNDPはPPSEZと協力し、平等、手頃な住宅、安全で健康的な労働条件の促進、環境保護など様々な活動分野におけるSEZの社会開発への影響を強化する」と話した。
同氏は、現時点でカンボジアへの正確な投資規模を決定することは難しいとしながらも、「雇用の適正がどこにあるのか、そしてどのように新しい雇用を増やすのかを見極める必要がある。また、経済成長が強化される分野も検討する」とした。
グローバル目標とも呼ばれるSDGは、貧困を終わらせ、地球を保護し、すべての人々が平和と繁栄を享受することを確実にする行動への普遍的な呼びかけである。これらの17の目標は、気候変動、経済の不平等、イノベーション、持続可能な消費、平和と正義などの新しい分野を他の優先課題の中に含めながら、ミレニアム開発目標(MDGs)の成功に基づいている。