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国王から授与される「Oknha」と呼ばれる栄誉ある称号を望む人は、今まで必要とされていた額の5倍以上、少なくとも50万ドルを政府に上納しなければならないと、フン・セン首相は取り決めた。クメール・タイムズ紙が報じた。
2日の記者会見で、ソイ・ソカー政府政務長官は、「称号を確保するために必要な現金の増加は国の発展に役立つ」と語った。
同氏は、「Oknha」の称号を持つ実力者の正確な数を把握していなかったものの、匿名を名乗る政府関係者によると、現在カンボジアには約1000人の「Oknha」がいるという。
Affiliated Network for Social Accountability(NPO法人・本部フィリピン)のカンボジア支部代表は、政府に対してOknhaの称号を欲する人々の信用性を確認するように求め、「こういった人々は、道徳的価値観を守り、若い世代のための良いモデルとならなければならない」と述べ、「財産の提供のみによって称号が得られてはならない」とした。