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先週開催されたメコン・ファイナンシャル・インクルージョン・フォーラムの参加者らは、フォーマルなマイクロクレジットがメディアの注目を集める一方で、貧困者層に対するほとんどの少額融資は地元の金融業者や家族、商人によって行われていると語った。
貧困層は、融資だけでなく多様な金融商品を必要としているとの調査結果から、貧困層の更なる金融包摂にはより全体的なアプローチが必要だと同フォーラムは合意した。
ANZロイヤル銀行のCEO、レオニー・レスブリッジ氏は、「金融包摂エコシステムは、選択可能性が増加するという点で貧困層にとって良いものになるし、以前からの金融サービスの改善につながる」と話す。
また、「金融包摂エコシステムの一つの要素は、金融リテラシー。人々はどのような選択をすべきか知っておく必要があるため、これはとても重要だ」と付け加えた。
また、同フォーラムではATMや店頭機器が、貧しく銀行に口座を持たない人々にあまり利用されていないことに関して話し合われた。
国連資本開発基金の担当責任者は、「カンボジアには大きな潜在可能性がある。携帯電話を利用したサービスは、全ての人々に安全な金融サービスを提供するツールになる」と語った。