(c)Khmer Times
先週、保健省が公共の場所での喫煙者に5ドルの罰金を科す省令を公布したと、クメールタイムズ紙が報じた。今後、公衆衛生の改善と受動喫煙の防止のため、同省は施設入口やトイレの近くなどに禁煙標識の設置や監視員が必要となる。
なお、3ヶ月前に同趣旨の政令が公布されていたが今まで効果は無かった。
2006年に設立されたNGO、カンボジア健康運動(Cambodian Movement for Health=CMH)の責任者は、「国内の喫煙者数は約100万人、また約50万人が噛みタバコを使用しており、タバコが要因の死亡者数は毎年約1万人、そのうち90%が肺癌によるもの」と語っている。
計画省の報告書によると、国内の60%が毎年受動喫煙の影響を受けており、これは他アセアン諸国に比べても割合が高く、受動喫煙はレストランやカフェで発生する可能性が最も高いという。