カンボジアの公共事業運輸省(MPWT)によると、フナン・テチョ運河プロジェクトの影響に関する調査結果を公表した。
これによると、政府は2305世帯(約1万1525人)が影響を受けると報告しており、「完全に影響を受ける」のは400世帯とされ、その他の1905世帯は、フェンスや屋根、壁などの「一部が影響を受ける」のみであるという。
調査結果にある「完全に影響」の範囲について定義が不明確だが、文脈から退去や農地の喪失等と推察される。
政府はラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道を虚偽だと断言しているものの、補償の進行状況や影響を受ける人々への具体的な対応策についての情報が不明瞭であり、補償が「明確でない」というRFAの指摘に対して、十分な反論がされていない。