(c)Phnom Penh Post
カンボジア人のニュースの情報源として、フェイスブックが初めて、テレビを超えたとプノンペンポスト紙が報じた。
アジア諸国の社会･教育開発を目的に設立された、アジア財団による今年のレポートによると、カンボジアのモバイルフォン利用者が一番利用しているニュース情報源は、フェイスブックで30％、次にテレビで29％、口コミが23％、ラジオが15％という結果になった。これは、カンボジア人のスマートフォン所有者率が増加しているためであるとしている。
レポートによると、カンボジア人の48％はスマートフォンを所有しており、3年前と比較して2倍以上の数値となっている。また、76％のスマートフォンはクメール語フォントに対応している。
カンボジアでは1900万のSIMカードが使われており、これは人口よりもはるかに多い。この事実は、カンボジアのメディア報道を掌握する与党にとっても脅威になる。
カンボジアメディア教育研究所（Cambodia Institute for Media Studies＝CIMS）の所長は、「オンライン上で多くの人々が社会問題について発言し、カンボジアで成長するソーシャルメディアは「民主化」と表現できるだろう」と語った。
