9月29日、労働職業訓練省より最低賃金に関する省令が公布され、2017年の縫製業、被服業及び製靴業に従事する労働者の月額最低賃金は153ドルに決定された。
労働職業訓練省のイット・ソムヘーン大臣は、「今日の投票では148ドルを支持する票が多かったが、フン・セン首相が5ドル増加の153ドルに決定した」と述べた。政府は交渉課程において、当初148ドルを提示していた。
2017年の140ドルから9.2%増。一昨年から昨年にかけての伸び率9.4%増とほぼ同規模の伸びとなった。
最低賃金がASEAN諸国の中でカンボジアの次に高いベトナムは、2017年のベトナムのハノイ・ホーチミン等都市部における月額最低賃金168ドル(月額375万ドン、9月28日為替レート換算)と昨年から7.3%増しており、僅かではあるものの両国の賃金格差が縮まった形となる。