(c)Phnom Penh Post
フン・セン首相はカンボジア国内の25州を視察する。始めにバッタンバン州へ行き、その後バンテイメンチェイ州へと向かう予定だ。
フン・セン首相は、「地方の開発達成具合や、解決されるべき問題点などの調査が目的だ」と述べている。
プノンペンポスト紙によれば、首相は視察期間に地方の役人や住民、軍人らに会い、来年の州選挙に向けて公共サービスの質向上を促す予定だという。
バンテイメンチェイ州知事によれば、首相はすでに軍の将軍ら350人に会い、安全強化と公共サービスの向上を求めたという。
ある政治アナリストは、「この視察旅行には、選挙が近くなってきて公務員や軍人らの支持を得ようとする目的がある」と語り、「役人は数が多いので、支持を得る上で重要な存在だ。役人が与党を信頼しなくなれば、投票もしなくなる」と同氏は話している。