カンボジア人権行動委員会(CHRAC)は、カンボジア・オーストラリアの両政府が難民の受け入れに関する署名をすることに強い不満を表明した。
CHRACは「カンボジアの市民社会は、両政府に対し彼らの声に耳を傾けるよう、またこの合意の背景を説明するよう要求している」とし、26日金曜日の午後に両政府が予定している署名を中止するよう訴えている。
この発表によると、CHRACやその他のNGO団体は、この非公開で進められた合意を残念だと述べ「正確な調査を経ずに合意に至った今回の一件は、民主主義の基本であるグッドガバナンスを掲げる政府の方針に反している」とも述べている。カンボジアの20の人権団体は、オーストラリア政府に対しても、オーストラリアは世界でも有数の先進国で民主主義国家であるにもかかわらず、このようなことをした事を非難している。
これらのNGOが公開を要求している重要な情報は次のとおりである。
①ナウル共和国、パプアニューギニア、およびその周辺の島々から送られてくる難民の数。
②難民をどのような方法で選ぶのか。
③オーストラリアからこの難民を受け入れるにあたって、いくらの資金がカンボジアに約束されたのか。
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