カンボジア労働職業訓練省(MLVT)は、国内外での求職者向けに情報を提供する初のセルフサービスキオスク100台をプノンペンで設置し、サービスを開始した。これにより、迅速かつ安全に情報が得られるようになる。
同省のヘン・スアー大臣は、今回のキオスク設置が求人を自己検索できるだけでなく、技術・職業教育訓練(TVET)のスキル学習登録や国家社会保障基金(NSSF)カードの登録など、その他の省のサービスにも対応していることを強調した。また、キオスクは現在、カフェや商店、スーパーマーケット、大学などの公共の場所に設置されている。
MLVTは2025年4月のクメール正月にさらに100台を設置する計画を発表しており、将来的には全国に1000台の設置を目指している。同大臣によれば、キオスクを通じてタイや韓国などの海外の合法的な求人情報が提供され、詐欺的な海外求人を減らすことが期待されているという。
カンボジア経営者企業協会連盟(Cambodia Federation of Employers and Business Associations=CAMFEBA)の副会長であるSok Lor氏は、キオスクの導入が求職者や雇用者にとって有益であり、省の新たな取り組みを称賛した。