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労働組合は、労働職業訓練省で開催予定の最低賃金評議会において、最低賃金を11.59ドル引き上げるよう要求する見込みだ。クメールタイムズが報じた。
労働者運動集団連盟(CUMW)とカンボジア労働総連合(CLC)は8月下旬に、現在の月額最低賃金190ドルの6.1%にあたる11.59ドルの賃上げを提案することで合意した。
CLC のアト・ソーン会長は、「賃上げ案に関しては、衣料品や履物、ハンドバッグ製造等に従事する労働者のみを対象とする。この賃上げは業界内のインフレと生産性、収益性という3点のみを考慮している」と述べた。
本来7月に行われるはずの年間最低賃金交渉は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により9月に延期となっていた。
CUMWのパウ・シナ代表は、「私たちは交渉を必要としている。しかし新型コロナウイルスとEBA離脱により交渉は課題に直面している」と述べている。