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3月6日、カンボジアのプノンペン経済特区内に、ミドリテクノパークカンボジアが「緑育」をコンセプトにした工場が竣工した。
同社の小林聖一社長は竣工前の取材で、「従業員が気持ちよく、そして誇りを持てるような工場にしたいと常に思っている。工場建設にデザインは必要ないという考えでは、到底いい工場をつくることはできない」と語っており、2年越しで実現した形だ。
ミドリテクノパークは本社を宮城県白石市に置き、主にハンドル・ノブ用の皮革、空調用フィルターを取り扱っている。革製ノブ製品は、MM工法という接着工法技術を使用しており、カンボジアではMM工法のなかでも最先端の技術で製品を製造している。
この工場のプロジェクトマネジメント(PM)、設計・工事監理を行った日系建築会社、ココチカムデザインの河内利成CEOは、「プロジェクト開始から2年。緑が立派に育まれることを期待したい」と語った。