(c)Phnom Penh Post
全日本空輸(ANA)が、成田空港とプノンペン間を就航して1年、将来のサービス拡大について語った。同社にとってカンボジアへの参入は、ASEAN進出以降8番目の国となり、プノンペン―成田間はANAの最新機ボーイング787を使用し、240人の乗客が収容可能だ。
ANAプノンペン支店長の山崎格正氏は、「ビジネス需要の高まりと、両政府の強い要請を受けプノンペンへの就航を選択した。ANAの同路線での競争優位性は、高いサービスにあり、日本水準のサービスの提供に努めている。利益については、昨年9月にサービスを開始し、最初の3ヶ月はあまり良くなかったが、12月には旅客需要が急速に回復した。1月から4月にかけての搭乗率は70%を超えており、1年を通してこれを維持できれば、利益を生む路線となる」と述べた。
また2020年の東京オリンピックについて、「日本政府は東京への外国人誘致に熱心であり、ANAはカンボジアからの旅客需要をリードする予定だ。現在は1便だが、需要増加に応じて便数を増やしたい。また、フライトが2つあれば、1便を米国と接続できる。加えて、将来的にシェムリアップ就航も選択肢として考えており、コスト効率が良い独自のLCCキャリアを使用する可能性もある」と付け加えた。