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2014年にオープンしたプノンペン最大のショッピングモールのイオンモールは、成長を続けるカンボジアの需要に応えるため、様々な形態により新しく30店舗を首都圏と周辺地域にオープンすると発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
日経アジアレビューによると、同社はまた、数年後にシェムリアップなどの観光地での定着も目指しており、2018年2月から郊外、都心、新築住宅地に合わせた3種類の形態の店舗をオープンする予定だ。
店舗は、価格も多様で現地のニーズに合わせて選定され、郊外の店舗の総面積は500~1000平米、一方新しい市内中心部の店舗は約150平米で、コンビニエンスストアに似ているという。
エクスプレス・フード・グループのゼネラルマネジャーは、「強い経済成長と政治的安定を享受しており、人々は消費支出を高めている。イオンには巨大なチャンスだ。例えば、ラッキースーパーマーケットは、ここ4、5年で着実に成長しており、プノンペンと地方で支店が増えている。イオンの拡大路線は、成長を続ける中産階級からの需要の高まりにも対応できるようになる」と語った。
カンボジアは過去20年間で約7%の高い経済成長率を達成しており、昨年はアジア開発銀行に「アジアの新しいトラ」と称された。一人当たりの収入は、2000年の288ドルから2016年の1307ドルに増加、カンボジアは中所得国となっている。
イオンの2016年のレポートによると、既存のカンボジア店舗での売上高は、20.7%増加しており、これは、他のASEAN諸国に比べて最も高い成長率である。また、昨年5月下旬、プノンペンのセンソック区で2つ目の店舗出店を発表しており、プロジェクト規模は1億2000万ドル、約15万平方メートルをカバーし、2018年5月までにオープン予定だ。