(c)Dream Girls
11月21日、イオンモール・プノンペンで第6回ドリームガールズ・デザインコンテストが開催された。
このコンテストは、途上国女性の職業訓練、就業支援、女性のエンパワーメントを活動目的とするNPOドリームガールズプロジェクトが毎年プノンペンで主催している。
同団体の代表理事の温井和佳奈氏は、「このプロジェクトを通じて、経済的に自立する女性が増えることによる本質的な貧困問題解決と女性の地位向上に繋がることを目指したい」と語った。
ダボス会議の主催で知られる世界経済フォーラムが今年9月に発表した国際競争力レポートによると、カンボジアの初等教育の質が110位、中等・高等教育が124位と順位は低迷している。
カンボジアでは学校で美術の授業がなく、同コンテストでも第1回目ではデザインの概念のある人はほとんどいなかったという。温井氏は、「現在ではプロフェッショナルなデザインをする女性が増えており、初めてデザインを描く女性達もデザインの概念を知った上で描くことで、才能が開花する速度が速まっている」と述べた。
過去の受賞者たちは、デザイナーやトップアーティストとして既にカンボジアで活躍しており、今年のコンテストでは、彼女たちによるファッションショーも開催された。