(c)Khmer Times
10日、国際金融公社(The International Finance Corporation=IFC)は、カンボジア中央銀行(NBC)との覚書に調印し、IFCの支援のもと、NBCがカンボジアの銀行運営、透明性確保、金融リスク管理、国民の信頼改善の向上に繋げるとクメールタイムズ紙が報じている。
IFCのプレスリリースによると、世界銀行グループのメンバーがNBCの職員にコーポレート・ガバナンスの訓練やワークショップを開催し、規制監督および管理機能を強化できるよう支援する予定だと言う。
NBCは今後、IFCと協力して民間銀行に対してコーポレート・ガバナンスの新たなルールの意識を高めるための公共のセミナーやワークショップを共同開催し、リス ... [続きを読む]
経済財政省によると、フランス開発庁(Agence Française de Developpement=AFD)から約3億ユーロ(約3億1000万ドル)の融資を受け、チャムカーモーン区の水力発電所の生産能力の向上と、プノンペン全域の給水システムの拡大を行う。クメールタイムズ紙は報じている。
経済財政省長官は、「このプロジェクトにより、プノンペン水道公社は1996年から使用されている古い揚水ポンプや処理施設を変更する。水供給量は現在の1万4000立方メートルから、5万2000立方メートルへ大幅に増やし、プノンペン周辺部まで水供給を拡大する予定だ」と話している。
(c)Phnom Penh Post
カンボジアマイクロファイナンス協会(CMA)の会長は月曜日のワークショップで、カンボジア国内のマイクロファイナンス機関(MFI)が抱える延滞債務について懸念があることを明かした。プノンペンポスト紙が報じた。
CMA会長のホウ・レントン氏によれば、1月からの延滞債務の割合が2倍に膨れ上がっている。返済期限から30日以上延滞しているポートフォリオリスク(portfolio at risk=PAR)の総額は今年初めの0.5%より微増して1%となった。
同氏は、「農業セクターでの貸付額は全体の30%に上るが、今年4月と5月には干ばつによって甚大な影響を受けた。そのせいで農家のキャッシュフローは減っており、返済が難しくなっている」と語る ... [続きを読む]
租税総局(GDT)は、マネーロンダリングやテロ活動資金に関する情報交換のため、カンボジア中央銀行(NBC)の金融インテリジェンスユニット(Financial Intelligence Unit of the National Bank of Cambodia=FIUNBC)と覚書を締結した。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジアは、FIUNBCを設置した後、2004年にマネーロンダリングに関するアジア・パシフィック・グループ(APG)のメンバーとなったものの、2015年の反資金洗浄指数では152カ国のうち、マネーロンダリングの影響を受けやすい国6位であった。
バーゼルガバナンス機関(Basel Institute on Governance)は、世界銀行や米国務省等の情報 ... [続きを読む]