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2023年の上半期にカンボジアの銀行が発行したローンの総額は前年同期比で11.9%増加し、45.8億ドルに達した。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジア国立銀行(NBC)の半期報告によれば、この増加は住宅ローンによるもので、不動産セクターのローンが17.5%増加しており、総額の14.5%を占める6.64億ドルとなっている。
住宅物件価格指数(RPPI)によれば、住宅価格はそれほど変動していないが、住宅の販売は2023年の上半期に64.7%減少しており、ローンの増加とと矛盾する結果となっている。
報告書は、「建設・不動産セクターは緩やかなペースで回復しているが、海外投資流入の増加に支えられている」と指摘し、「カンボジアのコンドミニアム販売は1~6月に12.9%増加する一方、建設プロジェクトの数は約2000件から約1800件へと1割減少した」と付け加えた。