コンポントム州におけるコオロギおよびバッタの飼育事業が、地域住民の家計収入と地域経済の改善に寄与している。
タイングコーク郡のハク・モンフット郡長は、現地住民の飼育状況を視察後、同地域における食用昆虫の飼育が収入向上に効果を上げていることを確認した。
チャーン村の農民チョアム・スレイラス氏は、低コストで始められる食用昆虫の飼育によって、持続的な収入を得ている実例を示した。彼女によれば、コオロギの市場価格は1キログラムあたり10,000〜12,000リエル、バッタは30,000〜35,000リエルで販売されており、月収は最低でも100万リエル、多いときで120万リエルを超えるという。
モンフット郡長は、こうした高収益事業を継続・拡大するよう住民に奨励した上で、「市場の需要に応じて生産を拡大し、生活水準の向上を目指してほしい」と述べた。
さらに、郡の関係当局に対しては、昆虫飼育の円滑な運営を支援し、課題が発生した際には迅速に対応できる体制づくりを指示した。