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カンボジアの農業企業、タコアグリ社(Thaco Agri)がクラチエ州とラタナキリ州のバナナ農園と畜産業で9000人の雇用を創出する計画を発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
同社は海外への輸出拡大と有機農業の推進に注力する予定だ。
現在、同社はクラチエ州とラタナキリ州に2万5000ヘクタールの農園を所有しており、バナナの栽培と牛の畜産に特化している。
また、地域のインフラ整備や従業員の福利厚生の充実化にも取り組んでいる。
カンボジアでは中国市場向けのバナナ需要が高まっており、品質と技術の向上が求められている。
タコアグリ社は技術導入の重要性を強調しつつも、カンボジアの土壌が作物の栽培に適していると述べている。
農業セクターは新型コロナウイルスの影響を比較的受けず、都市部の雇用問題に対する解決策となることも期待される。