(c)Khmer Times
シアヌークビルに在住していた中国人の多くが退去したことにより、中国人と関連のある企業や労働者に影響が出ている。クメールタイムズが報じた。
入国管理局によると、カンボジア国内で73件のカジノが閉鎖し、20万人を超える中国人が国外退去しているが、なかでもカジノの多くが集中しているシアヌークビルにおける中国人の減少数は大きい。
オンラインカジノの禁止と新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、年初から在留中国人の80%が帰国しているという。
帰国した中国人の中には建設労働者も多く含まれており、建設が中断する現場が多く、その影響で1万人近くの労働者が失業している。
また同市は、近年中国人とカンボジア人の労働者の流入によりホテルやゲストハウスの賃料や食料品等の価格が高騰していたが、現在では多くのアパートやテナントが空室か売出中だ。家賃収入を見込んでアパートの建設資金を銀行から借りた大家は、返済の目処が立たない状況に陥っている。