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カンボジア国立銀行(NBC)は、不動産開発業者が購入に提供する住宅ローンの増加傾向に注視している。クメールタイムズ紙が報じた。
NBCの半期決算説明会でチア・セレイ総局長は、住宅ローンの需要が急増していることについて触れ、「開発業者が提供する住宅ローンは銀行と比べ利子が高いため、購入前によく調べるべきだ」と忠告した。
チア総局長によると、一部の不動産開発業者は自社が提供するローンへ顧客を促すため、頭金の支払いなどの融資条件を不要とするなどの措置をとっているという。
銀行は、信用調査や返済能力を確認した上で、最低でも30%の前払金を要求しており、金利は7%から12%で融資している。一方で、開発者業者が提供するローンは、一般的に返済期間が30年と長く、約で前払金を要求しないが、金利を含めると返済額の合計は物件価格の2倍から3倍になる。
なお、不動産開発業者が提供する住宅ローンについてのデータは、経済財政省の管轄のため、NBCの報告書には含まれていないという。