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中国当局者は15日、カンポット州のバナナ工場を視察した。クメールタイムズ紙が報じた。
バナナ工場を経営するロングメイト社は、5月に120トンのバナナを中国に出荷した実績を持ち、中国国家品質監督検査検疫総局(AQSIQ)の職員が視察した理由は、出荷量の増加を念頭に置いたものだと見られる。
同社のダイレクターは、「来年には、リュウガン、コショウ、ドラゴンフルーツ、マンゴーを確実に中国へ輸出できるよう、商業省と農林水産省の努力に期待している」と述べた。
農林水産省は、AQSIQとの間でマンゴーとリュウガンの輸出計画をまとめた覚書に調印しているが、出荷できるマンゴーを処理するには、工場でミバエの寄生を管理するための蒸気熱処理システムを装備する必要があるなど、AQSIQの基準を満たすには時間が要するとみられる。
AQSIQの職員は、「より多くのカンボジアの農産物を中国市場に投入できるように両国間は協力を強化しようとしている。私たちは、主にマンゴーとリュウガンに焦点を当て、輸入を開始したいと考えている」と述べた。