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カンボジアは、中国の一帯一路構想の強力な支持者であり、中国との包括的な経済協力を通じて経済の多様化と回復力の強化を図ってきた。新華ネットが報じた。
最近のカンボジア政府が発表したデータによると、中国はカンボジア用に全長3000キロメートル以上に及ぶ31本の道路と8本の橋を建設し、カンボジアのすべての水力発電所を建設してきた。
農業はカンボジアの経済の柱の一つであり、何百万人もの農家がコメの輸出に頼っているものの、主な輸出先だった欧州連合(EU)が関税を課したことにより、今年第1四半期の輸出量が5万1552トンと対前年同期比で33%減だった。
中国はカンボジアからのコメの輸入量を増やし、今年第1四半期では7万5214トン、対前年同期比59%増と、最大の買い手となっており、総輸出量の44%を中国が占めた。
また、観光はGDPの12.7%を占め、何百万もの人々の直接的および間接的な雇用を創出しているが、観光客のうち中国人観光客が最も多くを占めている。カンボジア観光省は、2020年に300万人、2025年に500万人、2030年には800万人まで中国人観光客は増加すると予想している。
中国企業が運営するシアヌークビル経済特別区(SSEZ)では、投資の多様化が勢いを増しているという。チェン・チェンガン社長は、「153社のうち、22社が衣料品工場で、残りは家具、旅行用品、医療機器から機械、建築資材などに至るまで幅広くカバーしている。2018年に35社が入居した」と述べた。