カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2018年6月16日
  • カンボジアニュース

建設や不動産業からの税収 4年間で3億6600万ドル カンボジア[経済]

news_201806163
(c)Khmer Times

 政府によると、2013年~2017年の不動産の取得、賃貸、譲渡や建設など、建設や不動産業の税収が3億6600万ドルだったと発表した。クメールタイムズ紙が報じた。

 報告書によると、内訳として、不動産譲渡が3億1700万ドル、取得が3700万ドル、建設は1180万ドル、賃貸が33万ドルだったという。

 国土整備・都市化・建設省チア・ソパーラー大臣は、「我々は、土地の管理に労力を費やさず、倫理と透明性を用いて土地を分割した。これは、国家予算の増大、貧困削減、食料安全保障、公有地管理、環境保護、経済開発など様々な分野に役立っている。また、品質管理と効果的な管理を保証する法的枠組みの実施に重点を置いた」と述べた。

 Vトラスト鑑定のリサーチダイレクターは、「今年は7月の選挙により、主に外国人を対象としたマンションの需要が減速し、不動産市場の成長が冷え込んだ。しかし、中古物件市場の需要は依然として強まっている。また、大規模投資家は政治的な緊張に敏感であるが、地元中所得者層は安価な物件を探している。このため、不動産市場は依然として堅調に推移している」と話す。

 同省の報告によると、2017年の承認済建設プロジェクトは、1074万㎡相当の3052プロジェクト、合計価値は22.31%増の64億200万ドルに達した。しかし建設許可は、昨年の334社から275社に減少している。

関連記事
経済
プノンペン住宅市場、都市化の進展で国内需要が急増[経済]
(22日)
経済
第3四半期に小規模ビジネスローン増加も、不動産市場は冷え込み[経済]
(01日)
政治
シアヌークビルの未完成建物問題、政府の支援策に期待も解決は未だ[政治]
(10月30日)
経済
カンボジア、鉄鋼輸入が59%増加―建設・不動産市場の回復は本物か[経済]
(09月24日)
社会
プノンペンのボレイ・ピプープ・トメイ購入者、家の差し押さえは不当と主張、首相に解決を要求[社会]
(23日)
経済
シハヌークビルの未完成建物に10億ドルの投資が必要[経済]
(09月26日)
あわせて読みたい
特集
トップインタビュー イエローツリー・インテリア バーニー・ダーキン(1/3)
特集
チア・ソパーラー大臣が語る、歴史からの再興を遂げたカンボジアの可能性
特集
まちづくりひとづくり スペシャル対談 Vol.4
特集
まちづくりひとづくり スペシャル対談 vol.3
特集
活況カンボジア不動産投資 リスクとリターンを見極めた先に映るその正体は? 2/2
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース